2010年3月アーカイブ

富岡市神成山にモンゴリナラ

大陸系の要素を持つモンゴリナラが富岡市神成山一帯で見つかった。

神成山は中生層、古生層と呼ばれる古い地質で、標高300m足らずの岩山にモンゴリナラが

優占している。コナラ、ヤマザクラ、セン、アカマツ、ネジキなどの広葉樹が混じる。

新堀登山口から登り始めると、すぐさま目に入るのが太いモンゴリナラで、ドグリもたくさん落

ちている。登山道は稜線に沿って伸びるが優先するのはモンゴリナラだった。

ドングリから新芽もあった。

群馬県内の新たな分布となる。

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小さくなる松傘

ここ5年ほどで松傘が小さくなってきました。

小さいばかりか、種が入らないというシイナ現象が見られます。

埼玉県自然博物館・2010年3月21日

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樹幹注入で傷つく松

農薬散布ができなくなって、樹幹注入が盛んに行われているが効き目はなく、かえって樹幹を

傷つけています。樹幹注入後の松は葉を落とし元気がなく、空が広く透けて見えます。

埼玉県自然博物館で。2010年3月21日                                

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高崎観音山・洞窟観音炭撒き

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高崎観音山には約20haに5万本以上のアカマツがありましたが、現在約9千本まで減少しました。

熊森群馬県支部・森びと群馬県ファンクラブ・森林(やま)の会三者は「日本の森を元気にする仲

間たち」を結成し、洞窟観音で粉炭600kg、松などの50本に炭を撒きました。

多くの松が枯れ、生き残った松も元気がありません。衰退が60%進んだ松と細根が発達してい

ない状況です。

サワラ60%、モミ30-60%衰退でした。

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モンゴリナラ通信2

モンゴリナラの冬目が大きくなってきました。

伐り株の芽は10cmほどに伸びています。

観察日 2010年3月19日

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モンゴリナラを救え・上毛・東京新聞投書

2月21日に桐生市吾妻山のモンゴリナラの炭撒きに参加した方が新聞に投稿してくれました。

モンゴリナラを救え東京・上毛

続 いい家は無垢の木と漆喰で建てる

一級建築士神埼隆洋さんの本です。

第一段のベストセラーに続くもの。

集成材が強いとされてきた国のデータに疑問を感じ実験しました。

今多くの住宅で用いられているホワイトウッドの集成材とヒノキの無垢材を、埼玉県産業技術

総合センターに持ち込んで実験しました。

結果はヒノキ無垢材の大勝です。倍の力がありました。

それもそのはず、ホワイトウッドの集成材は120度という高温で乾燥させ、接着材で張り付けた

ものです。

さらに死に節や、白太の入る耳付き材も実験しました。これも予想に反して強い結果が出ました。

漆喰の家は「空気がきれい、深呼吸したくなる」とお客さんの反応です。

漆喰は燃えない、汚れない、傷まない。

材の節は欠点でななく、ヒビが入って強くなる。

「本物の家を求める人のために」とあります。

ダイヤモンド社

モンゴリナラ通信1

3月6日、吾妻山にモンゴリナラ観察に出かけてきました。

モンゴリナラは早起きです。もう冬目が膨らみ始めていました。

芽吹きをお知らせできるのもそう遠くありません。

観察日 2010年3月6日

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古くて新しいモンゴリナラ

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モンゴリナラと呼ばれてきた樹木を、東大の大場秀章教授は2006年にフモトミズナラと命名しました。

学名はQuercus serrata subsp. mongolicoides H.ohba としています。

モンゴリナラの様なコナラの亜種としています。

これに対し、愛知教育大の芹沢俊介教授はフモトミズナラをコナラではなくミズナラの変種として命名しています。

学名はQuercus crispula blume var mongolicoides(H.ohba)Seriz.

モンゴリナラの様なミズナラの変種としています。

このようにフモトミズナラに二つの学名が付いてしまいました。

 

モンゴリナラがフモトミズナラと命名されたことに対し、研究者の中から疑問が生まれています。

「フモトミズナラとしながら、学名がなぜコナラの亜種となるのか」

「コナラの亜種は分かりません」

「名古屋大学の広木昭三先生はトウカイナラが良かったかな」

「埼玉県立自然博物館の須田大樹・星野義延氏は北関東と東海の低標高に分布するフモトミズナラについて葉の側脈、鋸歯形、葉長と葉身幅などについて比較している。その結果はミズナラよりも大陸系のモンゴリナラと類似していた。堅果の形態についてもミズナラと明らかに違いがあり、モンゴリナラに関する諸文献の記述と共通点が多かった」

「コナラとは、葉柄の長さ、葉裏の毛の有無、堅果の縦横比、殻斗の鱗片の高さなどで多くの

点で異なっていた」としています。

 

日本はその昔大陸とつながっていました。その後日本列島が沈みこみましたがこの桐生地区は足尾島と呼ばれ沈まなかった区域です。

桐生地区の植生の約40%が大陸系の植物で占められています。(桐生市植物誌)

モンゴリナラも当然この中に入ります。

私が韓国雪岳山(そらくさん)で見たモンゴリナラは桐生のモンゴリナラと同一でした。

                                            宮下正次 2010.03.04

 

 

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