渋川市平方眼科の平方義人先生から電話をいただいた。
「2010年1月27日の上毛新聞で、あなたの家の素晴らしい記事を読んでうれしくなって電話しました」。
留守電を聞いて折り返し先生に電話をすると、延々と40分にわたって話がきれなかった。
「今、大腿部を骨折して息子に車の免許を取り上げられてしまって、外に出られません」。
「それなら私が迎えに行きますよ」。
「それはうれしい」。
12日の1時半に先生のお宅を訪問した。
来年90歳になるというが、電話の声は実に若々しい。.
おじゃましてこの人が90歳になる人かと疑ってしまうほど若い。
先生は堰を切ったように話はじめた。切れまなく話が続く。その時間3時間。
私は羽毛服を脱ごうとすると寒いからそれは脱がないで下さい。
温まらないエヤコンで足が冷える中、先生は薄着で通して何でもないようだ。
人間いくら年をとってもこうでなくては。
まず先生の顔を見てください。
一人息子で可愛がられ、父親の人力車で保育園に通った。
ドイツに最先端の医学を学び渡った。
戦後の農地開放で土地がただとられてしまった。どうもおかし。
緑の旗を掲げて大反対闘争を繰り広げた。
当時の金で23億円もの補償金を勝ち得た。
眼科の傍ら、吾妻に30haの杉山も作り、市議会にも押された。
キャンベラからオークの種を送ってもらって病院の庭や学校に植えてきた。
庭のオークはよく伸びて樹高は30mにも達しています。
困ったことに最近近所の方から落ち葉が気になり、伐ってほしいと頼まれている。
何かいい方法ないでしょうか。
オークを伐ってはだめですよ。落ち葉は肥やしになり、海までもつながっていきます。