福島県会津森林管理署内519林班ふ小班。標高約450m、水源かん養保安林、林齢82年。
アカマツの枯れに続きコナラが枯れてきた。
会津地区のナラ枯れは10年ほど前から始まってきた。
すべてのコナラが傷つき枯れ始まっている。共通していることはカシノナガキクイムシの
侵入がなく、その木屑が見られないことで、90%も衰退したコナラにも見られなかった。
隣のけ小班は若いコナラ林だが衰退・枯れの様子は同じだった。
同行した林野庁の川端省三業務課長さんは「これはどういうことでしょう」と首をかしげていた。
松之山温泉の奥にブナ林の美しい大厳寺高原がある。
昨年駐車場の周りでミズナラが弱り、枯れている樹もあった。
一年後になると枯れた木が大半で、生き残ったナラは梢から弱り始めていた。
枯れた樹や弱ったナラに虫(カシノナガキクイムシ)を探すことができない。
虫が樹を枯らしてはいないようだ。
山の松が消え、ナラ・サクラなどの広葉樹も枯れだしてきた。
この後には森がない。
若いナラが枯れていきます。
それは15年、30年という長い時間をかけて弱ってきました。
樹齢30年ほどの若いナラを梢の部分から観察してみると、梢に葉をつけていない枝が見えます。
まだ元気力は残っています。
この下部は幹を見せていますが、幹から新しい枝を伸ばしています。
根本に近い部部です。根本付近からも新しい芽を伸ばしています。
こんなに弱ったコナラにカシノナガキクイムシが入っていません。
このコナラもあと数年は生きられるでしょう。
今,炭を撒けば助けることができます。
ミズナラが実をつけて先端の部分から枯れ始めました。
衰退率3%。
新潟県秋山郷・東秋山林道で川を見下ろすとナラ枯れが始まっています。
定点観測地点としました。
新潟県津南でナラが激しく枯れています。
カシノナガキクイムシという虫が原因で枯れたのではありません。
土壌微生物が生きられない強酸性の土壌に変わっていました。
ナラが消えては大変なことになります。
ブナも葉を黄色に染めて弱っています。
スギも葉を落して弱っています。
福島県会津若松市飯盛山のコナラ林が枯れ始めています。
先端の1mは葉をつけていません。
新たに幹から吹き出した葉が、五平餅のようです。
根本付近の胴の部分からも新たな芽を吹き出しています。
赤松が枯れて伐倒されて薬剤散布の処理がされています。
ナラは根から倒れているものもありました。
さてカシノナガキクイムシの存在を確認しなければなりません。
50%も90%も衰退しているナラにカシノナガキクイムシが入っていないのです。
早くに枯れて白骨化したナラにはたくさんのカシノナガキクイムシが侵入していました。